2016年12月9日金曜日

山の日記念の登山ポスト

 小屋締め以降もお客様に登っていただき、小屋の様子などを伝えてもらいました。
先週、12月3・4日の気温は夕方が5℃、翌朝も1℃ある暖かさ。この夜は、小屋・テント泊のお客様どうしでにぎやかに食飲研修が行われたようです。
①三富から峠までの道は一部凍結しているものの積雪はなし。峠から小屋の間は雪が積もっています。
②三富から雁峠経由のルートも縦走路の北側や古礼山からの下りなどに雪があり。凍結している場合はアイゼンが必要。小屋から笠取方向の分岐までも雪があります。
③突出コースは水源の滝から小屋寄りは雪があり、水汲みに行くにはアイゼンが必要。ダルマ坂付近も気を付けて。
④7・8日にテント泊でご利用頂いたお客さまからは、天気予報通りに冷え込んでいて、7日の昼が−5℃。翌朝は−10℃まで下がった。水ボトルを抱えて寝た。抱えてないボトルは凍り始めていた。水場に行くにもアイゼン装着。風はなかったようですが、これからは厳しい冷え込みに加え風が強く吹けば状況は一変します。くれぐれも気を付けて装備などしっかりとお願いいたします。aim様、ker様、sit様、青木様、情報提供していただきありがとうございました。

 それから、「突出コースの登山口に登山ポストが設置されていました」と写真も送っていただきました。すぐ山岳救助隊に確認をしましたら、「さいたま市山岳連盟」の皆さんが『山の日制定記念』として登山ポストを設置されたことがわかりました。さっそく連絡をとって詳しいことをお聞きしました。
【市岳連として山の日制定の記念に何か行動しようと計画し、県山岳救助隊に相談した結果、県内の登山口(駅前含む)には届出箱が概ね設置されているが、一部設置していない所があるとのこと。今回の4ヶ所が市岳連が協力できる活動範囲と考え、雁坂への突出コース登山口、黒岩コース登山口、熊倉山の城山コース、日野コースに設置をした。今後も、地元登山関係者の皆様が見て改善したいところなど、市岳連として協力できる事が有りましたら連絡して下さい。大きな力と金は有りませんが、役に立つことでしたら協力したいと思います。】とのお話をいただきました。
今回設置していただいた、突出コース・黒岩コースとも2015年6月3日のブログに書いたように以前は誰でもが開けて見られる状態のポストで、小屋へ来る女性のお客様からは不安の声も上がっていました。山岳救助隊の方に連絡をとり、その後はポストを撤去して、「メール等での届け出」を呼びかける案内が出されていました。今回設置していただいたポストは鍵付きで個人情報も守られます。また、黒岩コースは出会いの丘のトイレ付近にもポストがありますが、登山口である林道入り口にも設置されました。
 「さいたま市山岳連盟」の皆さんの「道迷いや事故を少なくすことに援助することはないものだろうか」という思い・願いが形になった今回の登山ポスト。しっかり登山届を出すことと、無理なく楽しんで安全に山に登り降りることが大事です。 「さいたま市山岳連盟」の皆さん、ありがとうございました。