2017年8月10日木曜日

燕山(つばくらやま)

 雁坂から笠取へ向けて歩いていくと、水晶山、古礼山を過ぎて燕山(つばくらやま)があります。
 3年ほど前、そこの山名看板が朽ちて落ちていました。そこで新しく作って同じ場所に設置しました。環境省と埼玉県の名前で燕山と書いてあり雁峠へ0.9kmの道標が立っている場所の近くです。
 ところが今年の5月くらいに、それが無くなったという知らせを数名の方からいただきました。小屋で急ぎ作って、お客様に付けて頂きました。それが①に写っている物(白)です。
 ところが先日、そのお客様からヤマレコに2つの看板が写真に出ているという知らせをいただきました。ヤマレコにアップした方からブログで使わせていただく了解と写真を送っていただきました。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1216517.html
 それで思い出したことなのですが、3年前に付けたとき、引っかかる事がありました。山地図で見ると「燕山」のピークは、雁坂から雁峠に向かって登山道の右側、山梨県側にあります。でも取り付けた場所は左側、埼玉県側でした。腑に落ちなかったのですが、以前からついていた場所でもあり、その後は忘れておりました。
 今回、どなたかはわかりませんが山地図の示す本来の「燕山」の場所②に、5月頃に移し替えてくれたのではないかと考えています。その事を知らなかったので再度白の看板を作って①の場所に取り付けた。それが二つの看板という話しになりました。
 今度、現場を通るときに雁坂小屋関係者が①場所の白看板を撤去します。どうもこの場所は地図で見る限りおかしいので。そして②の場所が地図上の場所か、GPSなども使い再確認をします。写真で見る限り縦走路から少し離れた場所のようなので、可能であれば「燕山→」のような案内を付け一般の方にもよりわかりやすくなるようにしたいと考えています。これから台風シーズンでもあり倒木も発生します。縦走路巡視の合間に作業をしたいと考えています。11月の小屋締めまでには何とか形になるようにしたいと思います。

*これから蜂の活動が活発になります。スズメバチが怖いのはもちろんですが、倒木の洞や地面の隙間などに巣を作る地蜂の仲間も歩く振動で興奮して飛び出してくることがあります。地面近くで数匹が飛び回っている時にはくれぐれも気を付けて。むかし雁坂への道で蜂の集団に追いかけられ、20mくらい走ってもまだ追ってきて、えらい目にあったことがあります。熊、蜂、そして秋の花や紅葉の葉、空の色と雲、そして足元、くれぐれも気を付けて歩いてください。