2017年11月17日金曜日

小屋からの眺め

例年、1月半ばくらいから積雪が増えていきます。小屋の前で1m以上の積雪になります。
 峠から小屋まで夏であれば10分で下れますが、雪が深いと1時間以上かかることも。
厳冬期、気温は小屋の中でマイナス15℃くらいまで下がります。
*積雪量は年によって大きく変わります。山行前に情報確認をしてください。
  昼間の表情とは違う夕暮れ時の小屋。
薪ストーブを囲み、お客様どうしの語らいが楽しいひと時になります。
 
 雁坂の上空は航空路になっているようで、緑色や赤色の光を点滅させながら飛んでいきます。昼間だと飛行機雲が長く伸びていきます。
 消灯は8時ですので、その後は星空の撮影時間です。天の川もきれいです。小屋に星座早見盤も置いてあります。

夜景スポットから見た小屋と前橋市・高崎市の夜景。空気の澄んでくる秋から冬がより輝きを増してきます。
 夜、早く休んでしまった方は、夜明け前に東の空が色づく頃にも夜景が見られます。
夏、激しい夕立の後に虹が浮かびました。二重のにじです。

 突出峠コースから見た黒岩の尾根に建つ雁坂小屋。
大きな自然の中では本当に小さな小屋です。


 冬、雪の突出峠コースから見た雁坂小屋。





 




小屋の庭から見ることができる💛マーク。どこにあるかわかりますか?
ダケカンバが数本集まって形を作っています。新緑の頃は淡い緑。盛夏の頃はブロッコリーの塊のようになり、周りの針葉樹と色が重なりミッキーマウスの顔のようになります。秋は黄色になると直ぐ散ってしまい、その後は白の♡になります。日の出直後にはピンクの💗にそまります。小屋の水はこのハートの左下から1kmをパイプで引いてきています。
小屋から豆焼き谷側を見ると突出の尾根の先に谷川岳が眺められます。
 💛を見てそのまま視線を右に移していくと、谷川岳。
谷川岳、朝日岳の間には巻機山が望めます。
 手前の尾根は榛名富士。



谷川岳の右側に続く山脈。
小屋の上の「夜景スポット」からは上州武尊山から尾瀬の山、会津駒ケ岳、日光の山まで眺められます。手前には赤城山があります。 10月になるとてっぺんだけ雪を付けて白くなった日光白根が眺められます。
燧ケ岳は双耳峰になっています。その右側にちょこんと会津駒ケ岳が顔を出しています。
日の出スポットから見た11月の日の出。水晶谷が雲海で埋まっています。
「日の出スポット」から水晶谷側を見ると唐松尾山、雲取山、和名倉山が望めます。
季節によっては水晶谷が雲海で埋まることもあります。