2013年11月26日火曜日

小屋閉め

一つ一つにお湯をかけ
溶かして「開」にしていきました
20日から小屋閉め作業をしてきました。天候に恵まれ、水の始末や燃料の収納など順調に進みました。豆焼き沢の水源はまだ水がたくさん流れていましたが、パイプを地面に転がして1km引いているため、途中ですでに凍結していました。タンクまで上がり、中に溜った水や土砂を排出。間にたくさん有るバルブもすべて開いて水抜きをし、凍結膨張に備えました。小屋の庭にあった水場もホースも撤収しました。 春先に備え燃料も所定の場所に収納し、発電機のバッテリーなども寒さ対策をしました。
トヨの先から糸の
ように流れる水
山にいる間、気温は-4℃~-6℃くらいまで下がりました。この間、忙しく動き、とうとう峠には行かないまま降りてきてしまった。ただ、この季節は遠く日光や谷川の山々も小屋から見ることができました。
 水は突出コースを70mほど行った場所に半ドラムを設置し汲めるようになっています。水量が少なく凍結すると使えなくなります。小屋に案内を出してありますが、更に先に行った場所でも汲むことができます。道はすでに雪が残り夕方や朝は凍結しておりますので、くれぐれも足元に注意してご利用ください。

*雪は黒岩コースは展望台辺りから、突出コースは樺小屋辺りからありました。更に25日の雨が雪になっている可能性が有ります。アイゼンなどの装備をお忘れなくお願いいたします。今後は雲取山荘のHPや甲武信小屋の北爪さんのブログなども参考に見ていただくと、雪の状況がわかるかと思います。
*凍った石の上で滑ったり、落ち葉の上の雪を踏み抜いて転倒するなどの事故も起こっています。足元を確かめて歩いてください。・・・・と、書いて思い出しました。先日の下山の時は、足元ばかり見て歩いていて、雪の重みで下がっていた枝に帽子とメガネをぶつけてとばし、危うくメガネを壊すところでした。くれぐれもご注意を。
 
*雁坂小屋は冬季閉鎖になりますが、宿泊棟の一部を開放して有ります。火の元や清掃に気をつけてご利用ください。
*前回のドラム缶を見に来てくださったお客さまもいらっしゃいました。有難うございます。次回その様子など書きます。