先週ブログをおしまいまでご覧になった方はすでにご存知かもしれませんが、雁坂小屋オリジナル手ぬぐいに新色が加わりました。にぎわいシリーズに緑が登場。また品切れになっていた青も復活しました。にぎわいシリーズが3色になりました。実物が小屋に貼ってありますのでご覧になってお気に入りの色の手ぬぐいをどうぞお求めください。また「小屋」も好評販売中です。
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赤線は登山道 緑丸は遭難碑
黄丸は昇竜ノ滝の看板のあった
場所。倒木と一緒になって
看板は右下に少し見えています |
先週にお知らせした水源の被害の続報です。
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沢の上には丸太が |
現場に行くと余りの変わりように、どこから・何から手を付けたらいいのかとまどい、しばらく眺めてしまいました。タンクの場所まで安全に上がるルートを見極めますが、沢の上には丸太が引っ掛かった状態でいるのが見えます。既に1週間以上過ぎているのにまだまだ激しい水量。時折石も流れ落ちてきます。左側から回り込んでタンクまで行くと受水タンク・貯水タンクの上は土砂の山。タンクの上部5mから10mの場所から落ちて来たであろう石が何個も。大きいものでは60~70cmくらいあります。その勢いで金属フレームや鉄筋も曲がっていました。ただ幸いな事にコンクリートの枠は直撃されずにすみました。落ち葉などのごみ除けネットは金属枠ごと押し流され、受水タンクは土砂で埋まってしまいました。貯水タンクは40cmくらい汚泥。その下に20cm砂利がたまっていました。頭上の丸太と水の流れを気にしながら一つ一つ石を丸太を泥をどかしていく作業が続きました。そんな時、沢の下に黒い影が動き、のっそりと表れたのは沢登りの男性。しかも単独行。「こんな時、何やっているんですか」と怒鳴ってしまいました。が、激しい沢水の音でその方には聞こえなかったことでしょう。パイプを繋ぎ直して小屋まで送水。沢の水量が多いので今回の作業はここまで。登山道わきにあった水をくむためのパイプも全て流されました。水量が落ち着いたらまた付けます。春先、雪の中からタンクを掘り出すのも重労働ですが、今回の作業はそれにも増してきつかったです。
*遭難碑の部分は岩などが落ち着いてから手を入れておきます。
*三富から峠へ向かう途中の徒渉箇所の橋は常連のお客様に掛けなおしていただきました。ありがとうございました。
*実験終了:雁坂小屋のトイレは昔ながらのトイレ。汚物をEM菌を使って処理するため殺虫剤が使えません。そのためどうしてもハエが発生します。今年はペットボトルに砂糖・酢・日本酒を入れたハエの捕獲装置を作り様子を見ました。8月の1か月間でしたが効果はばっちり。大量のハエ類を捕まえることができました。来年はもっと早くから取り組んでみます。・・・・衝撃的写真なので載せることは控えます。
*日中は暖かくても夕方ぐんと寒くなり、朝方冷え込むと13℃くらいまで下がります。曇っていると15~16℃。ヤナギランの種が綿毛になって飛び始めました。寒くない装いでおいでください。