若いスタッフさんが今の雁坂を少しでも良くしていきたいと頑張ってくれています。
食飲研修の時、お客様から「宿泊代を上げてでも、トイレを水洗とかにしたら快適なのに」と言う話が出ました。アルコールが入った時の話ですが、快適さを求める気持ちはよくわかります。
でも今の客数ではとうてい無理な話。どなたかがポンと莫大な資金を提供してくれるとか、公的なお金が出るとかの話があれば別ですが。
でも、この週末トイレの2つの個室の壁が綺麗になりました。手ぬぐいを頭にまき、メガネにマスク姿で個室の中で作業をしてくれたのは若い女性のスタッフさん。ペンキや刷毛なども自分で背負い上げての仕事。お客様の受付もやりながらの作業。後ろにある棚も、前に有ればもっと使いやすいと付け足しました。日曜日の昼過ぎ、ペンキが少し付いたままの手をふりГじゃあ」と言って小屋を降りて行きました。お客様として初めて来たのが2年前。今では大事なお客様でありスタッフさんです。写真は恥ずかしいからと後ろ姿。
七ツ石からとんで来てくれたJさんも「休みが一日とってあるので」と残って小屋の片づけを。天気がいいので寝具を干し、畳も出して干しました。「肩が痛い」と言いながらも畳を叩き、雑巾で拭き掃除。彼女のお陰ですっきり綺麗になっていきます。2年前に甲武信からの帰りに立ち寄ったのが初めでした。
岩盤焼きコンロを貨負い上げて食飲研修の時振る舞ってくれたS君。作務衣姿で受付けをしてくれ、どこから見ても小屋の人。
他にも何人も何人もの若い皆さんが、お客様なのに歩荷を手伝い作業を手伝い………大事な大事なお客様でありスタッフさんです。何度も何度も登って頂いて、若い皆さんと山の仲間扱いしてもらえて、こんなに嬉しいことはありません。
雁坂小屋は益々いい小屋になっていくなと思います。
夜があけてきました。宿泊棟のストーブに火を入れます。