昔から雁坂小屋に関わっているモリさんにききましたら、「あ、そうだよ、今の巻道は後からつけたものだ」と、あっさり答えが返ってきました。そうか、もっと早くモリさんに聞けばよかった。この場所から数m下がった所には2~3畳ほどの平らな部分がありました。ひょっとして、ここが武田の頃の『のろし台』なのかなな・・・・と勝手な想像をして楽しんできました。
ところで、雁坂峠の標高は何mとするのか。もうこの部分になると、私には判断はできません。*若いころは、何時間で登ったとか、いくつ峰を踏んだとか・・・・そういう事を気にしながら、ただただ歩いてきました。このごろは、速さが無くなった代わりに、足元にも目がいくようになり、鼻や耳や体全体を使って楽しめるようになってきました。他にも峠周辺で見落としている事が有るかもしれないと思いながら、ゆっくり歩いています。