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2014年1月11日土曜日

背負子


ほとんどの荷物はこうして
運びます。腰には鉈も。
小屋が冬休み中ですので、季節と直接関係しない話題になります。

 小屋に荷物を上げる時に背負子は必需品。つぶれやすい物や食糧などを段ボール箱に。背負子に付けて縄を少し締めると、段ボールのその部分がちょとへこみ、それ以上中の荷物に余分に圧力がかかる事がありません。また荷物も左右にずれなくなります。ゴローさんの背負子には、更に縦の柱に沿って荷物のあたる面にゴムチューブが付けてあります。その為より滑りにくくなっています。段ボールごとにおよその重さを測っておき荷重の目安にします。20kgくらいまでなら、割りと楽に上がれますが、物によってそれ以上になってくると時間をかけてじっくり登っていきます。人によって一度に背負い上げられる目方は違いますが。
肩ひもの端は横木に
引っ掛けてあるだけ
尾瀬のボッカさんが背丈の何倍も荷物を積みあげた写真を見ることが有りますが、雁坂では無理。小屋への道は急で、丸太の橋、岩場、頭上に枝が張り出した場所、片側が40~50mも切れ落ちた所などがいくつも有り、バランスを崩さないように登るので、とても尾瀬のようにはいきません。ガスボンベやペンキ缶など、物によってはそのまま背負子に付ける事もあります。
 肩ひもの下は、写真のように横木に引っ掛けてあるだけで縛り付けてありません。万一の場合、すぐ背負子が外れて、人が荷物と一緒に落ちる事が無いようにしています。また、腰には鉈とのこ切りも。これも万一の場合を考えての事です。当然リュックにあるウエストベルトはありません。肩と腰と背中全体で重さを受け止めて歩いていきます。
 背負子の素材はヒノキなどが多く、芯持ちの角材がより丈夫なようです。アルミパイプ製を使っている者もいます。背負子の細かい部分の長さなどそれぞれ違います。自作や建具やさんなどに注文するなどまちまちです。

*たしか40年以上前に、夏休みに雁坂小屋の荷物を玉川工業高校の山岳部の生徒さんが、川又から突出コースを通って歩荷をしていました。その頃の高校生のみなさんもそれぞれいいお歳になっているはずです。懐かしく思い出しました。
    (玉川工業高校は昨年3月で閉校になりました。)

*ヤマレコを拝見していますと、この3連休で黒文字橋から突出コースを登った方も、三富から上がった方も積雪に苦労されたようです。単独でのラッセルは体力を相当消耗させるようです。天候変化も含め、十分な体制やゆとりを持ってお楽しみください。