2014年9月24日水曜日

おもいを背負い

和名倉山の肩から日が登る(峠より)
雁峠に向かう女性のお客様、二人。
 昔から山を歩き、海外の山にも登られたとか。「奥秩父はいいコースなのよ。もっとこうなれば・・・・」と熱く語られるのは70代半ばのお客様。行政の動きやお金の裏付けがなく「そうですね」とお返事できなかったけれど。「雁坂と雁峠の間がまだつながっていないの。だから、どうしても歩きたかったの」と早朝に出発して行きました。有難うございました。どうぞ、お気をつけて。奥秩父の道が1本につながりましたでしょうか。

雁峠へ行く道から見た小屋

 早い時間に甲武信から来た40代?のお客様。、三富へ下るとの事。三富のつもりが小屋へ来てしまった。案内板を見ながら話すうちに、「雁峠・・・・。友人の思いの・・・・。ここへ来たのも、あの人の導きかしら」と涙目に。甲武信からの時間、装備の様子を見て、雁峠から新地平への道もご紹介。古礼山からの眺め、上から見る雁峠と笠取山の景色など。「彼女、今年亡くなったの」と言葉を残して雁峠に向かわれました。雁峠のベンチで心の友と再会できたでしょうか。
  また、雁坂小屋へおいでください。話の続きを聞かせてください。
*飛び石連休中、朝方の気温は5度~8度。日中は8度から陽が出ると12度くらい。
*気の早い木が、いくつか色づき始めました。例年より紅葉は早いかと思います。
*おもいを背負い、汗びしょになって登る小屋番。休む時、陽のあたる所に腰を降ろしている事に気づき、季節の移りを感じました。小屋番の「おもい」は、背負子につけたビールの箱です。
*水は順調に来ています。ストーブの薪も勢いよく燃えて秋の雁坂になりました。