2016年11月7日月曜日

水道が凍結

この連休、昼間は気持ちのいい青空。ただ文化の日の夜はすごく冷えて、翌朝は豆焼き沢からの水が凍結。幸い近い沢からの水がまだ生きていて完全に止まることがなく済みました。
大弛や、笠取からおいでのお客様が「ゆうべは寒くてなかなか眠れなかった」と口々に。小屋の前にあるドラム缶にも2cmくらいの厚さの氷が張り一日中とけませんでした。
冷えると空気が澄み遠くの眺めは良くなります。谷川から日光白根までは雪をかぶって白くなった山々が見えました。「燧ケ岳の左側も白いでしょう」などとお客さまに説明していて、カメラに記録するのをすっかり忘れた小屋番ですが。あちらはすっかり冬景色。
寒くなった分、食飲研修は熱く、多くの方々に参加していただいて盛り上がりました。馬刺し、ほうとう、餃子、鮭やもろもろ鍋、デザートまで。いろいろ沢山いただきました。食材を運んでくれた方。調理の腕を振るってくれた方。皆さんありがとうございました。研修に参加の方々にも感謝いたします。かなり昔、テントでひっそりと夜を過ごしていた小屋番は、こういう光景が嬉しく、まぶしく感じています。寒い夜には湯たんぽも大活躍。
水道:凍結に備え、突出コースを50mくらい行ったところで、道の下に放水しています。水場に出ていない場合はこちらを使ってください。宿泊棟入り口に表示してあります。また、来春の雪からタンクを掘り出す時のガイドロープを設置しました。
熊:突出コースの地蔵岩の道標が見るも無残な姿に。ここまで徹底的にやられるとは。まだ熊鈴は必要です。
紅葉:突出峠やあせみ峠から下ではまだ楽しめるかもしれません。
寒さ:マイナスまで下がったり、日曜の朝は4~5℃あって暖かかったり。今週半ばからは冷えてきますので寒さ対策はしっかりお願いします。小屋へ着く時間も暗くなる前に着くよう計画をしてください。
今度の土曜日:貸し切りになっています。テントは大丈夫です。また緊急時には対応いたします。
一口メモ:小屋から下りて疲れが残り、ブログの締め切りも迫る時に、出来心でアルコールを口にしてパソコンの設定などをいじると、結果、翌日一日かけてリカバリする羽目になります。皆さん気を付けてくださいませ。ついやっちゃいました。
小屋へ上がるのもあと2回。最後までお付き合いください。よろしくお願いします。