撮影順調。来年6月全国公開!!!
えー、奥秩父の山々が映画になるのか? と、喜んだのもつかの間。
舞台が北アルプスの立山。なんで、立山なんだ。 梓ではなくて薫小屋だって??
奥秩父は???。
奥秩父は映画(絵)にならない?? ゥ ン?
この物語は、北アルプスでもなく八ヶ岳でもなく、奥秩父だからこその味わいがあると思っていたのですが。
「春を背負って」の中にも、次のようなゴロさんの言葉が出てきてるだけに、何か残念な気分です。
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美由紀が張り切った声を上げる。
「ヘリで荷揚げするなんて、北アルプスの山小屋みたいじやない。梓小屋もいよいよ新時代に突入だね。」
ゴロさんはさっそく突っ込みを入れる。
「北アルプスが格上のようなことを言うなよ。うちはたかだか五、六十人で満杯の狭苦しい山小屋で、見た目も貧相だし、しゃれた設備があるわけでもない。しかしそういう小屋にもブライドってものがある。奥秩父のような地味で野暮ったい山に好きこのんで足を運んでくれる客がいるわけで、そんな人たちを心を込めてもてなす仕事は、伊達や酔狂でできるもんじやない。」
「わからないでもないけど、そういう言い方されるとかえってプライドが傷つくよ。もう少し気の利いた表現があるんじやないの。」
「たとえばどういう表現だよ」
「素朴な味わいを残すアットホームな山小屋とか、心に沁みる深山の魅力とか」
「なかなかうまい文句をひねり出すじやないか。さすがに元なんとかデザイナーだな」
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*映画の事は『春を背負って』で検索をすると、本よりも先に出てきます。