2014年5月18日日曜日

雁坂花だより5,18

 新緑はあせみ峠を過ぎて、境界尾根辺りまで進んできました。と書いても『黒岩コース』を歩かない人には伝わらないので、標高で1700m付近まで緑が上がってきました。登山口辺りから頂上にかけて緑の色合いの変化が素敵です。
「今年のシャクナゲは?」とこの季節になると聞かれます。17・18日の黒岩コースの様子です。日当たりのいい場所にあるのが少し色付いてきました。でもほとんどのつぼみは右の写真くらい。今度の土日に早めの花が咲くかな?すべての株が一斉に咲くわけではないので、今月最後の土日や6月初めでも楽しめると思います。また、24・25日の様子は26日にお伝えします。
 この季節は足元にも注目。雪解けとともに、雪の周りにバイカオウレンをたくさん見ることができました。水パイプの脇にも咲いています。あまりの小ささに見落としがちですが、この季節だけの晴れ姿です。

 下ばかり見ていると首が疲れるので上を見上げると桜が。小屋の脇にも桜はあるのですが、つぼみはまだまだ固い様子。と言う事はまだ雁坂では花見の宴ができるというわけです。テント場と小屋との間辺りにあります。
写真は黒岩コースの途中で見かけました。
 平野部が25℃位になった時、上でも15℃ほどになり動くと汗ばむ陽気に。夜から明け方は-2℃まで下がりました。
 最後にクイズ。今回は豆焼き沢の水源から水を引くために登りました。登山道の場所から見上げると沢筋一面にまだ雪が残っていました。この中に受水タンクが少し見えています。さあ、どこでしょう?(11月26日の小屋閉めの写真も見るとタンクの場所が分かります)

 と、ここまで書いて気が付きました。今回も小屋には上がったものの、峠に行きそびれました。そういうわけで峠の写真は4月末の物です。次回は峠に行くぞ。

 追:『今回は雁坂峠制覇です』と言うお客様、古礼山の巻道ではなくて直登コースをお勧めしましたが、いかがでした?眺めは堪能できましたか。今回のようなお天気なら苦しんで登っても損はなかったと思いますが。