2015年1月31日土曜日

雪の黒岩コース


また東京や埼玉にも雪が降りました。1月25日(日)に黒岩コースを、出会いの丘から雁坂小屋まで上がったお客様から、ブログ宛にメールと写真を頂きました。
  朝7時半に歩きはじめ、小屋へ着いたのが午後1時40分。事前調査で踏み跡がないため、前もって4kmほどスノーシューで道をつけて、そこまでは長靴で行き、残りの4kmほどをスノーシューで。それでも6時間以上かかったとのこと。それにしても、この時期に単独で日帰りとは恐れ入りました。

『前半はスノーシューで踏み固めができました。後半はサラサラ粉雪に手こずり、小屋の手前200m辺りでトラバースに疲れ、稜線を進むとテントサイトの隅にある百葉箱に出てしまいました。管理棟の屋根の雪が1.5m位ありました。今がマックスかとは思いますが。 火打石尾根あたりまでは長靴でも大丈夫ですが、その先はカンジキかスノーシューが必要です。桟橋を過ぎ「足元注意」の標識を過ぎたあたりが急斜面で、雪が浅く不安定で地面が凍っているところがあり一番気をつかいました。』
さらに詳しくは、kaw様がアップされた次のページをご覧になると、写真もたくさんあり、より詳しく様子が分かります。
http://www.iideasahi.jp/ka334.html 
 kaw様、貴重な情報をありがとうございました。

*この時期の突出コース:樺避難小屋の先までは尾根歩きですので夏よりは時間がかかりますが何とかなります。だるま坂付近は傾斜も急で道に雪が集まりきつくなります。地蔵岩から先の巻道では日陰の部分が多くなります。カラマツ林を過ぎ小屋が左手に見えて、「あそこまで行けばいいのか」とホッとする辺り、沢筋を通過する場所が大変になります。沢の場所は山側を30~40cm削り道を付けています。上から落ちてくる雪が道を厚くふさぎ道の場所が分かりにくく、足場を作ろうと踏み込んでも下が地面ではなく雪の上でそのまま沢下へズズッと身体ごと持って行かれそうになります。落ちたら這い上がるのは大変。また右上からは絶えず粉雪が落ちてくるので、足場の確保が大変に難しい状況です。わずか10m足らずの白い沢筋を横切るだけなのに実に大変。それが何か所もあるのです。昨年末には単独の方が樺小屋から10時間かかったとお聞きしました。むかし、2月に通過できずカラマツの中にツェルトを張った事も。特に単独行は危険です。この時期の突出コースは雪が少し融けて落ち着くまではお勧めできません。


*秩父側から登る方は、川又のバス停の先、左側の扇家山荘・・・はちみつなどの看板が出ています。こちらで、オーナーのゴローさんから雪の情報を聞いてから登ることをお勧めします。


 *埼玉県警 山岳救助隊ニュースが更新されました。ご覧ください。
http://www.police.pref.saitama.lg.jp/d0010/kurashi/documents/2015newyear.pdf