11月1日の朝はマイナス4~5℃まで下がり、水も凍結。その分寒さと引き換えに、遠くまで見渡せるようになりました。
左上:前橋の夜景(明け方に見ても夜景でいいのかな?)
左中:日光白根山、皇海山(“すかいさん”と読むのだそうです)、太郎山、男体山・女体山、中ほどには赤城山と裾に広がる前橋の市街地も見えています。
左下:手前両神山と奥に尾瀬の至仏山、雲の上に双耳峰が出ている燧ケ岳、その右に会津駒ケ岳。
右上:手前左の突出尾根の向こうに白くなってきた谷川岳
右下:小屋の庭から見るとこんな感じになります。
各写真はクリックし大きくして見てください。
このところお客様に『重くない雁坂のお土産』と称して、谷川、尾瀬、日光、雲取、和名倉の山々や白いハートマークを見てもらっています。天気や時間によって見えない事もあるのですが、その時には写真で。少々押し付けがましくて申し訳ありません。
水水水水水水水水水水水水
先日の冷え込みで今シーズン初めて凍結。直ぐに対応したので午後には回復できました。
何箇所もあるバルブを開いて、水を抜き空気を入れます。気温が緩む午後にタンクから水を送ると、バルブから空気とシャーベット状の氷と、そして水が噴出します。勢い良く噴き出すまで待ってバルブを閉じる。この作業を小屋へ向かって順に繰り返していきます。距離1km、20数個あるバルブ。一日中ほとんど陽が当たらず冷え切った場所のバルブは固まった氷が溶けず何の反応もない。パイプをたたいてみたりゆすってみたり。でも辛抱強く待っていると「プスツ、シュー、ジュワツ、グジュグジュ、」そのうち「パシュー・・・・」と。こうして高低差10m、距離1kmのパイプを流れてくる水を、小屋までちょっとずつ、ちょっとずつ呼んで来ています。
小屋番が居れば直ぐに対応できますが、何もしないでいると完全に凍ってしまい春までお手上げ。それで小屋番がいないときには凍結防止のために水元で水を止めています。小屋まで水が来ていません。この場合は突出コースの下の水場か、水源の豆焼き沢(1km片道15分)まで行ってください。案内も掲示してありますのでご覧ください。23日の小屋締めまで土日など小屋番の居るときは水を通してのお客様に使っていただけますのでご心配なく。
*先日嬉しい発見をしました。ありがたいコメントと写真の入った登山レポート。10月18日に紹介した雁坂三角ルートで見上げる雁坂嶺の写真も。『なんだかすごくいい所じゃない』と、小屋番も見てしまいました。許可を頂きましたのでご紹介します。好日山荘様、新井様、ありがとうございます。ぜひお目にかかりたいです。夕食後の小屋の中もまた別の楽しみがありますよ。
https://www.kojitusanso.jp/tozan-report/detail/?fm=17853
*今回も食飲研修は盛り上がったけれどブログはちゃんと別の中味で書きましたよ。
*気温下がるとマイナス5度くらい、暖かい朝はプラスの5度。日中は7~10度くらいです。