この連休に思ってもみなかった出会いがありました。初めはオコジョ君。雁坂小屋の敷地では初めて見ました。体長20cmくらい。管理小屋の床下でゴソゴソ。ちょっと見は愛くるしい表情。でも、威嚇する歯の鋭い事。なかなかのハンターです。うっかり手を出して嚙まれたら大変です。
続いて登場したのは姫ネズミの子ども。ゼンマイ仕掛けのおもちゃのようにチョッ、チョッ、チョッ、ツーと動きます。小屋の中を縦横無尽に移動し壁や柱の隅に入り込もうとする姿から、勝手に「姫ネズミのすみ子ちゃん」と命名。体長4~5cm尻尾は10cmくらい。
幼稚園児のお兄さん。お父さんと一緒に雲取から縦走をつないでいるそうで、今回はみとみから雁峠経由で雁坂へ。食飲研修にも参加してくれました。翌朝は元気よく甲武信ヶ岳へ向かいました。また来てね。
10日の夜にはアメリカからのお客様が常連の方のご案内で。なんでも前日来日したばかりでいきなり雁坂へ。和式のトイレとか大丈夫かなと心配しましたが、薪ストーブの火付けに興味を持たれたり、コーラのペットボトル湯たんぽに感激していただいたり。もちろん小屋番は日本語で対応させてもらいました。お土産までいただいてしまいました。ハートの実物や日の出を見てもらえなかったことが心のこりです。
【道普請】①7日(金)にトレラン主催者と環境事務所の職員の方が黒岩コースの登山道点検?巡視?視察?(今回のケースの場合正式にはどのように言うのかわかりませんが)のため小屋から降りていきました。②金曜に上がった時には無くて、今日(11日)降りてきた時に、路肩を踏み込んでへこませた場所(わだちのようになった場所)に、付近で集めた枯れ枝を何本か入れてあって、通らないようにした跡がありました。正確に数えていませんが7~8か所くらい。作業の様子から個人の方がこの休み中に上がっての事と思われます。ちょっと見ればたいしたことはない作業に見えますが、やってみると意外と時間がかかったことと思います。天気の悪い中をここまで登ってきて、改めて道の様子を見て何を感じながら作業をしたのかなと、その方と話してみたくなりました。③トレラン大会中に橋から落ちた方がいたと聞きました。小屋まで1kmの手前の橋の端。下にその方の物と思われる帽子が落ちていました。10mくらい下なので回収できていません。その時に折れたと思われる枝もありました。大事故にならなかったのはただただ運がよかったからと言える場所です。④9月26日の記事、16000のアクセスになりました。
*突出コースの樺小屋の手前で熊の目撃情報がありました。この時期どんぐりの枝を折って実だけ食べた跡もあちこちに見受けられます。熊鈴やラジオ、笛などで人がいることを熊に知らせることで、不用意な接近を避けることが出来ます。
*11日の朝は今年一番の冷え込み。6度くらいまで下がりました。日が当たると日中は暖かいのですが3時過ぎてくるとぐんと冷え込んできます。風も冷たく感じます。防寒対策をお忘れなく。小屋への到着も遅くならないように計画しておいでください。
*日帰りのお客様に声をかけると、中にはライトを持っていない方もいます。暗くなるのも早くなります。日帰りの方もライトを必ずお持ちください。
*紅葉は小屋付近のカエデが色付いています。今まで暖かかったので少し遅れていますが、今週はさらに冷え込む予想です。紅葉も進んでいきます。
*オス鹿の鳴き声が聞こえてきます。長ーく高い音で3回から4回繰り返して鳴きます。
*11月12日(土)は団体様の予約があり
小屋宿泊は貸し切りとさせていただきます。テント泊はご利用いただけます。また緊急時には対応させていただきます。