2015年12月4日金曜日

雁坂上空を通過中

   小屋にいるとお天気はどうかな?と空を見上げます。入道雲や谷から湧上る霧を確かめる。このとき青空に飛行機雲が長く続いている事があります。細い線の先に機体が見えると、白い線がグングンと伸びていきます。そして線はしだいに太くなり、薄まり、やがてぼやけて消えていきます。峠の方へ陽が沈むと、白い線が茜色に変わり機体はより輝いて見えます。青空の時には飛行機の音はほとんど小屋まで聞こえてきません。
雁坂上空からの写真
   夜空はたくさんの星々に混じって、赤や緑のライトを点滅させて飛んでいきます。点滅する光がゆっくりと移動していくので、「あ、飛行機だ」と分かります。時間によって、あちこちに複数の飛行機が見られることもあります。雁坂の上空は航空路になっているのでしょうか。
 上から見る雁坂や奥秩父はどんな様子なんでしょ。話題のドローンで撮影したらどのように見えるのかなと考えたりもしていました。
 
 右の写真はonebitious様から「雁坂上空から見た写真です」と送っていただきました。数年前に成田空港9:30発→大連行きの機内からの撮影との事です。ドローンで撮影するよりもはるか上空からの写真。模型のように尾根と谷筋や破風のアップダウンもよくわかります。ナメラ沢もよく分かりますね。春になったら宿泊小屋にプリントを飾っておきます。おいでになったときご覧ください。
 左上の峠の写真はみとみ側の井戸ノ沢の手前辺りから撮影しました。峠の上に機体が見えます。

*12月になり奥秩父も通年営業の山小屋を除くとほとんどが休みに入りました。その時々の山の天気、気温や積雪状況は雲取山荘さんのHPを参考にしてください。雲取山荘の標高は1840mくらい。雁坂小屋は1950mくらいですので似たような環境かと思います。気象状況などは毎週火曜日に最新情報が更新されています。
雲取山荘 ホームページ  http://kumotorisansou.com/