和名倉山方向の雲があやしい色に染まります。日の出の時刻を過ぎても太陽が出てこぬまま、霧が立ち込めてきました。やがて小屋はすっぽりと霧に包まれます。そして雨に変わります。よく降っています。
このところ日照不足でソーラーライトは夕刻少し点いただけ。小屋の消灯時刻にあわせるように消えてしまいます。一晩中ついていた鹿よけ赤点滅ライトも夜中には消えています。
日照不足は樹々にも影響し一部赤くなるものも有りますが、ナナカマドのように葉が枯れて落ちてしまう物も。おまけに今朝(3日)の気温は15℃。少しも寒くない。この分では紅葉は遅くなりそうな気配です。
【道普請】
9月26日の「トレラン大会の・・」の記事はいまだにアクセスがあり15600を超えました。その後アップした「晴天の雁坂・・」よりも倍以上の数でまだまだ読まれています。
先日黒岩を上がってきた年配のお客様が「滑ってしまいました」と、自分の歩行技術の未熟さを恥じるかのような顔で話していました。何十年と山を歩いてきた方に、このような思いをさせる道にした事を恥じなくては。まだ修復作業は始まっていません。路肩が崩れたり表土が流れた場所に落ち葉が積もり始めました。赤土の地面ならば滑るかもしれないと用心しながら足を出します。ところが落ち葉に隠された場所は知らなければ怖い。雨が降るとまだよく滑ります。赤土の表面を流れる水は溝を作りながら流れていきます。今週半ばには台風の影響でまとまった雨になりそうです。登山道の修復作業は霧に包まれたままで、この先どうなるのかわかりません。小屋番は三角フォーをしまい、ストックに戻して修復作業を見ています。
*9月26日にお知らせした黒岩林道の土砂崩れはすぐに対処して頂き、現在は支障ありません。ただ山が目一杯水を蓄えている状態なので、今後もがけ崩れなどどこで起きてもおかしくありません。頭上を確認しながら歩いてください。
*同じくふくろ久保にあった倒木は小屋で処理しました。倒木の場所を通るのは数歩ですが、ここまで小屋からチェンソーを運び作業をしてまた戻る、その手間はなかなかかかります。
*もう一つの倒木は東大演習林さんが処理していただけることになっています。
*今年の小屋締めは11月20日【日】の予定です。