2013年11月2日土曜日

巡視と倒木処理

 葉が落ちて明るくなった山道。木々の間から見える山並み・山のひだの流れを楽しみ、足元の陽に暖められた落葉の匂いとこすれ合う音を楽しむ。
 昼間の山道は暖かく快適ですが、ひとたび雨が降り、風が吹くと冬の寒さになります。峠は晩秋からすでに初冬になりました。寒さ対策はしっかりお願いします。朝方は氷点下まで下がります。
 
 
 小屋の仕事に、年に数回、登山道の様子を見てまわる『巡視』があります。雁坂小屋は『雁坂嶺』から『雁峠』までの縦走路と、『突出コース』『黒岩コース』が受け持ち。 道標の様子、道や丸木橋、鎖場、岩場の崩壊などの様子、登山道をふさぐ倒木や笹の伸び具合などを見て回ります。台風の後は特に倒木が多くなります。その場ですぐ処理できる物は腰鉈や鋸で片づけます。大物はとりあえず下をくくったり迂回をしていただき、後日チェーンソーで片づけることになります。 長い登山道、常時巡視できるわけではないので、登山中にこれらの事を見かけましたらご一報いただけると助かります。

*水晶山の周辺では、立ち枯れした倒木が他の枯れ木にもたれかかって倒れずにいる状態。いずれ大風が吹くとバタバタと倒れていきそうです。現在は道をふさいではいませんが。
*古礼山の巻道には処理しきれない倒木が有ります。下をくぐる際は注意して通ってください。
 
*紅葉は突出峠から下はまだ楽しめます。
*現在、沢の水量がいつもより多いようです。三富側から登られる方は、沢を渡る場所に注意してください。
*突出コースの丸木橋の改修工事は終わりました。